長い間美容業界に居て、思うことは日本のエステは
先進国として本当に遅れている・・・。と思います。
他国を見ていると、先進国でもそうなんですが、
マッサージをただするという分野は正直安価です。
アジアなどに旅行されるとわかると思いますが、
まあ安い!
日給が日本の時給レベルとも言われています。
ですが、一方でエステの中でも会員制や入会費を
払って出来るサロンも存在します。
そういったサロンはどうして生まれるのか?
マッサージの質がずば抜けていいものなのか?
使う商材が高級なのか?
そうではありませんね。
そういったサロンはお客様を導くことが
出来ているのです。
世界では健康に必要な項目としてスピリチュアルが
あげられます。
たとえば、エステでアロマやハーブを扱っていれば
それもまたスピリチュアルですね。
スピリチュアルを調べると、霊的や宗教的とも
あげられていますが、というよりも精神的な面に
対しての意識が強いのではないのかな?
と私は思っています。
実際、私はアロマなども扱うのでスピリチュアルな
部分は大切にしています。
なので、その土台について自分がぶれてしまうと
お客様に伝えられることが出来なくなってしまいます。
エステ関係で必要とされる根本のマインドは
精神的な部分です。
精神的な部分は目に見えないものなので、
土台にこのマインドがない人たちはエステに関して
迷走してしまうんですね。
ビジネスというマインドとスピリチュアルな
マインドはとかく使い分けが難しいと
私も思います。
ただ、この世界で成功している人の多くは
マインド設定がはっきりしている印象にはあります。
失敗している人ほど、機械や商材を追い求めたり
次の手を講じるために奔走している様子が
みてうかがえます。
エステの技術本にもヨーロッパ発祥のものは
そういったスピリチュアル的な部分が
深くきざまれていることで、安心や説得力を
生み出していると感じます。
実際、いろいろな技術を習得してみて
感じたのは、技術の根底にお客様に
なにを伝えるかの軸が定まっている技術は
やっぱり施術側も楽しめ、理論以外にも
学べる範囲が多いと思います。
2012年以降はこうしたスピリチュアルな
要素が大いに全面に出てきているので、
精神論を嫌うオーナーはそのころを境に
輝きを失っている方を多くみました。
それ以前、エステは馬鹿にされやすい分野の
仕事だったので、精神論を封印したオーナー
はビジネスに注力して勝てる時代でもありました。
ただ、もうそのやり方は今の時代では結果が出ません。
私は機械の業者としてもサロンをまわったり、
サロンさんとの付き合いもありましたが、
上手く行っているサロンさんと、
行っていないサロンさんとでは明らかに
雰囲気が違います。
一言で言えば、上手くいっているサロンさんは
決してすごく儲かっているわけではないのですが、
楽しんでやっているので、お客様や仲間が多い。
上手くいっていないサロンさんは次へ次へと
必死なので、楽しめていない様子がすぐに
わかります。
目標の数字などもあるとは思いますが、
土台をしっかり作れていないと、いつまで
たっても数字を追いかけることになって
しまうので、自分が仕事で伝えていく
役割や意味を見直してみると、
意外に楽になるのかもしれませんね。
私がレクチャーして思ったのは頭がガッチガチな
人ほど、あとになって伸びていきます。
目に見えないことは最初はとても怖いことですが
お客様の反応や自分の考えもスルっと
変わるのは実感できますので、是非、そういった
分野に関しても一度気に留めることもいいかと
思います。
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