私は新人時代、この違いがよくわかって
いませんでした。
エステってマッサージするよね?
という風には思っていましたが、
ただ、マッサージ屋さんではない!
としょっちゅうオーナーが言っていた
言葉もうなずけました。
ですが、その違いをはっきり説明することが
なかなかできず、当初お客さんからも
「なんか、マッサージ感覚なんだよね・・・」
といわれることもありました。
この言葉の裏を返すと
「マッサージでこの金額もったいない」
と言われているようなものでした。
当時私はそれを言われるのが
非常に悔しかったので、
「じゃあ、コースのボリュームを上げよう!」
と料金に納得されるようなコースを考えました。
飲食で言えば食べ放題みたいな作戦
なのでしょうか・・・。
今ならもちろんわかりますが、これ絶対
必要ないものですから。
ただ、この時点で私がやりたかった
というのもあったので、自分で好きでやった
とういう部分については良かったと
思っていますが・・・。
もっと、きちんとエステがどんなものかを
知っていれば、労力という作業をせずに
しっかりとお客様に満足いただけるエステが
出来ていたと思います。
エステがマッサージと違う意味とは?
料理などにも例にとれるのですが、
高級料理とチェーン店の料理。
何がちがいますか?
という質問に近いわけです。
一流の料理人は何がちがうのか?
食材が高級だから高いのか?
だけでは、お客様は満足しませんよね。
その高級な料理をそれ以上の価値をつけて
お出し出来る能力があるからです。
この能力というのは少しの才能やセンスも
もちろんありますが、やはり経験と鍛錬です
これはエステの世界も同じ事が言えます。
そして、エステが何よりも必要なのが
カウンセリング力です。
これが出来ることでコースとの融合性が
叶い、コースのボリュームで納得させなく
ても、良い話になってくるのです。
つまり、お客様が心も体もすべて満たされて
細胞から元気で美しくなるプログラムを
設置するということなのです。
そのために必要なことは、やはり自分自身の
心
にあるのです。
マニュアルなどではなく、お客様に対しての
心について深く追求していくために自分自身も
心からお伝えできているか動かを確認しなくては
なりません。
エステというのはどうしてもスピリチュアルな
部分も必要とされてしまいますので、
精神論というはなくてはなりません。
ただ、それをボランティアと考えるのでは
なく、しっかりとそれがサービスの本質だと
お客様に理解していただければいいこと
なのです。
まだまだ、目に見えないものの質を
見極められない方も多いかもしれませんが
実際、この世で起きていることの90%以上は
目に見えないものだと言われています。
その部分に対して注力していくことが
これからのサロン経営には必要なことだと
思います。
時代がどんどん変わっていくなかで
古いやり方にとらわれていれば、衰退していく
ことは必須です。
今の時代だからこそ必要なサービスを
見極めて提供していくことが今後のサロンの
方向性を定めていくことができます。
カウンセリングの方法を見直すだけで
すぐに実践できると思います!
是非、やってみて下さいね!
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