エステティシャンの手からは微弱の
電磁波がながれているので、その人が
持つ感情なども一緒に伝わってしまいます。

ですので、エステティシャンは必ず
心を落ち着かせて技術をしなくては
いけませんね。

技術チェックをしていると、未だに
力任せに技術をする方に出会ってしまい
ます。

本人もたくさんのお客様が施術できない
という悩みを持たれていました。

ちなみに力任せで技術をして、良いと
思って頂ける方と言うのは、自律神経が
かなりみだれていて、交感神経の高い
お客様です。

なので、何度も何度も、技術をいれても
一向に改善できずに、同じところを
行ったり来たりしてしまいます。

疲れている方に対して、技術を強くやれば
やるほど、その方の硬直は収まらないです。
一瞬、強い圧で圧迫されるので、抜いた
瞬間にリラックスできる錯覚を起こすだけで
結局根本的な解決はできないのです。

なので、そういったお客様と言うのは
なかなか定着したコースに入って
頂けないのです

自分の気分で来たいと言われるか、
回数券などの限りがある方法で購入される
傾向にあります。

長いスパンで物事を考えられない傾向に
あるという印象でした。

そういった状態ですと、お客様の気分で
来たり来ないというお店になってしまい
サロン経営としても安定はしませんし、
何より人の出入りだけが多くなってしまう
ので、お店の財産としても築くことが
出来なくなってしまいます。

来るたびに瞬間的に結果があるという
状態の技術では、リラクゼーションや
街のマッサージ屋さんの域を超えることが
出来ないために、高単価というメニューを
作ることが出来ません。

力が抜けないエステティシャンの方に
多い共通点は「心配性」ということです。

仕事において心配なのか、家庭について
心配なのかは人それぞれですが、
端的に言えば地に足がついていない状態
の方が多いなと思います。

ご自身では技術を一生懸命
されているので、自覚がない方が
多いのですが、技術のチェックの際に
必ず、驚かれています。

これまでの技術が身体に負担をかけ
過ぎていたことなどもわかるようになって
行きます。

実際に、私もこれは経験者の一人です。

私も、以前は力任せに技術を施している
時代がありました。

その時は一生懸命だったのでそれで良い
というように勝手に思っていましたが、
キチンとした技術をもう一度習った
ことで、技術に対する考え方も変わる
ようになりました。

ちなみにその講習の際には、私が
一番ベテランであったにも関わらず
手技は一番下手で、講義の初日は全く
ついて行くことが出来ませんでした。

なぜなら？

もちろん、これまでの経験が邪魔している
ということが一番なのですが、頭で理解
したことと言うのは、すぐに体現できる
わけではありません。

私の場合、経験年数があるので、聞いたことを
素直に手技に出せずに、頭で自分の理解で処理
してしまうのなどの、まわり道をしてしまう為
に初日は全く身体が動かせなくて、恥ずかしい
おもいをしました。

むしろ、経験のない方の方がサクサク
技術を習得できていました。

ただ、指導している先生は、私が経験者
だというのは理解していたので、
「はじめは経験が長い人ほど難しいですよ」
とアドバイスを頂けました。

2回、3回と講習が進むにつれて、
自分でも感覚をしっかりつかみ、手ごたえを
得られるようになりました。

もちろん、自分の技術方法はそのままです。

タッチングの技術を学ぶことが出来たという
事になります。

ですが、そのタッチング一つにおいても
奥が深いということを学べましたし、その
技術を学んだことだけでも、自信をかなり
つけられるようになりました。

そして、その技術を学んだあとは、どんな
お客様からも評価されるようになったので
高額のコースが何も考えていなくても
バンバン取れるようになったくらいです。

サロンのコンサルを常駐でしていた時は
現場に出ることもしばしばあったので、
お客様からの指名率も圧倒的に多かったです。

ただ、コンサルなので、指名は出来ないん
ですけどね・・・。

それほど、タッチングの技術と言うのは
技術自体の性質を変えることが出来るのです。

ちなみに、私がその技術を克服した際に
思ったことは・・・。

「もうどうでもいいや」

だったんですね。

講習中に私よりも経験のない方々がサクサク
出来るようになっていたのを見た私は
初日ですっかり心が折れてしまったんですね。

ここだけのお話ですが、これまでやってきた
事を否定されている気持ちになってしまい、
プライドがズタズタにされてしまったのです。

そんなこんなで少しふてくされて
「どうでもいいや、もう適当にやろう」
といった半分投げやりな気持ちが功を奏した
のです。

それくらいに、それまでの技術にはおそらく
いろいろな想いを込め過ぎてやっていたのだと
気づくことが出来ました。

想いが強かったので、どうでもいいやという
投げやりな気持ちでちょうど良い塩梅になった
感じだったのですが・・・

それも、感覚で習得することが出来ました

この技術を習得した時に、自分でも気づかない
感情や想いを良かれと思って乗せすぎていたことで
返って、悪い方向へ向かっていることを
知ることが出来ました。

いろいろな方の技術のチェックをして
やっぱり一生懸命やっていてもお客様の
評価が低い方や、一定のところからステップ
アップできない方にはそういった傾向が
あるのだな・・・。と自分の経験を通じて
感じています。

人間性が出る。

というのは当然、自覚のない部分も出てしまう
ということなのです。

私も自分が知らなかった時にはなんとも思って
いないことでしたが、運よくそういったレクチャーを
して頂ける機会に巡り合えたことで、大きく成長
することが出来、深く考えずとも、お客様に適切な
技術を自然に施せるようになりました。

本日までのメルマガで、感性についてや自分に自信を
持つことなどコントロールできる部分についても
お伝えしていきましたが、やはり人間おので、
コントロールできない部分もあります。

そういった部分こそ、客観的な目線を使うことが
何よりも解決方法になると私自身の経験から
感じています。

なので、すこしでもみなさんのお役に立てるように
毎週の勉強会を開催し、何かしらの気付きにして
頂ければ幸いです。

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